迷い文鳥
- Takuma Nakagawa
- 2023年2月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年2月6日

先週の27日、朝から雨が降る寒い日の午後でした。
その子はNicchiaの裏の出入り口から突然現れました。カウンターに降り立って、寒さからかずっと羽を立てて丸まっていました。少し弱っている感じでしたが、しばらくすると肩に乗って来たり、店内を短い距離ですが飛びまわったりと、一向に出ていく様子を見せません。たまたまその時にご来店いただいていたお客様の手に乗ったり、人慣れしている事がうかがえます。
ご近所の帽子屋さん(パハロ)のご店主さんが、以前鳥を飼っていたことを思い出し、手のひらに包み込んで見せに行くと、“シナモン文鳥”と言う何ともおしゃれな名前の鳥で、成鳥ではなく、子供の鳥だと言う事がわかりました。長い距離を飛べる感じではないので、おそらくご近所で大切に飼われていた事が推測されます。飼い主もさぞかし心配しているだろうと、お店の前に張り紙をして、Instagramのストーリーズに投稿したり、駅前の交番に届けたり、考えられることは一応対応しました。
ちなみに今回わかったのですが、交番に遺失物として届けると、鳥自体も交番に預けなくてはいけなると言う事です。交番でお世話するそうです。なので飼い主さんが見つかるまで、Nicchiaで預かることにしました。餌とお水を与えると、よっぽどお腹が空いてたんだでしょうね…。すごい勢いで食べ始め、20分位休みなく食べ続けた結果、元気もりもり復活を果たしました。
1月31日現在、飼い主さんは見つかっておりません。
結局今は、条件付きですが、たまたま迷い込んで来た時にNicchiaにご来店いただいていたお客様の所にお世話になっています。しばらくの間、飼い主さんが見つかるまで、大切にしていただいています。人懐こいこの文鳥君はどこに行っても大切に育てられて、元気に過ごしていくことと思います。
本日もお読みいただきありがとうございます。
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