「大祓式」(おおはらえしき)
- Takuma Nakagawa
- 2022年7月7日
- 読了時間: 2分

Nicchiaから徒歩5~6分、鶴ケ岡八幡宮、「大祓式」(おおはらえしき)通称お祓いさんに行ってきました。
6月30日と12月31日の年2回、日々の生活の中で知らず知らずのうちに犯してしまった罪や穢れを祓い去り、心身ともに清らかに立ち返ることを祈る神事です。大祓には誰でも参列できます。参列者は、麻と紙を小さく切った「切麻」(きりぬさ)を体に撒いてお祓いしてもらいます。参列ができない者は、人の形に切り抜いた紙「人形」(ひとがた)に、氏名、年齢を書いて、息を吹きかけたり、体をこすったりして、人形に罪や穢れを移し、当日までに鶴岡八幡宮に届けておけば、お祓いをしてもらえます。
~茅の輪くぐり~(夏の祓)
6月の大祓は、昔から「夏越祓」(なごしのはらえ)と呼ばれます。
昔の夏は陰暦の4、5、6月をさし、6月(水無月)に夏が終わることから「水無月祓」(みなづきはらえ)とも呼ばれてきました。この「大祓」では、舞殿前に茅萱(ちがや)で作った「茅の輪」が設けられます。茅萱は邪気を祓い除けるといわれています。
この茅の輪を左回り、右回り、左回りの順で三回くぐって、正月からの半年間の罪穢を祓い、無病息災を祈ります。ここで5千円を納めて登録すると、夏は青、冬は赤の「紙垂」しでと呼ばれる紙の付いたお守り(お祓いさん)を頂けます。玄関先に飾って、年末までの邪気を払います。12月の「大祓式」(おおはらえしき)の時にまた新しいお守りが届きます。それまで使っていたお守りは、また八幡さんにお返しします。
鎌倉の家々でこのお守りを飾ってあるのを見かけたら、そんな思いが込められている物だと思い出して頂けたら幸いです。今年は自分たちの邪気を祓って頂くのは勿論ありがたかったのですが、世界の平和を祈らないわけにはいかなかったです。
梅雨明けの蒸し暑い空の下、鎌倉からそんな事を考えておりました。
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