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御谷(おやつ)騒動

  • 執筆者の写真: Takuma Nakagawa
    Takuma Nakagawa
  • 2022年9月3日
  • 読了時間: 2分


ニッキアから徒歩5~6分。言わずと知れた鎌倉の象徴 鶴ケ岡八幡宮。

昭和30年代の後半、この地にちょっとした騒動が巻き起こりました。

高度経済成長期の日本では全国各地でこういった事が起こっていたのだと思います。

先日ご紹介した、鎌倉歴史文化交流館に行った際、今の鶴ケ岡八幡宮の景観があるのは、すごい物語があることを知りました。今回はそんな歴史をご紹介します。


「鶴岡八幡宮」裏山の宅地開発計画 

日本が高度経済成長期を迎え、各地で開発が進められている1964年(昭和39年)、鶴岡八幡宮の裏山に、宅地開発の計画が起こりました。これに反対する地元住民の運動は、鎌倉市民から文化人、やがて全国へと広まりました。後に「御谷騒動」と呼ばれます。

もしも、開発が進んだらどうなっていたでしょう。そのイメージを示す合成写真があります。この開発から、鎌倉の歴史的景観を守らなくては。イギリスのナショナル・トラスト活動を知る鎌倉在住の作家・大佛次郎や、鎌倉の市民たちがたちあがり、土地を守るための運動を展開。この、日本で最初のナショナル・トラスト活動によって、同年12月に(財)鎌倉風致保存会が設立(平成23年4月より公益財団法人)され、全国からの寄付と市からの援助金あわせて1,500万円で御谷1.5haを買取りました。

この活動がきっかけとなり、全国の美しい歴史的景観を守るための「古都保存法」が生まれました。この法律ができたことで、京都や奈良などの美しい景観も守られている。「鎌倉の自然や景観を守ることが、他の地域を守ることにもつながっている」


こうしたことから、御谷は「日本のナショナル・トラスト発祥の地」及び、「古都保存法発祥の地」といわれています。


http://esd.ac/learningreport/9.html


ホント凄いです。感謝です。






 
 
 

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